ドンコイ通りの南端に位置している為、場所柄、時間があればshoppingも出来る好立地。
隣りには「マキシム・ド・パリ」が。
さすがパリ〜な感じだわ♪でも高いからまた今度ね。と帰国が近づくにつれて財布のヒモも固くなる。

門からして素敵。

このホテルで一番感動したのがこの外観かもしれない…

MとHを組み合わせたロゴ。
異国情緒を感じながらセンチメンタルにロビーへ向かう…

内装もマジェスティック!
…只、ちょっとトイレの芳香剤臭がするのは気のせいかしら?
1925年誕生のHotel Majestic。
ベトナム混乱の歴史と共にオーナーが何度も変わりながら今に至り、 第二次世界大戦中には日本軍の兵舎として使用され、ベトナム戦争中には海外特派員やスパイ活動の拠点として頻繁に利用されたらしい。
もちろん大いにリノベーションはしてるやろうけど、現在もそのまま継続、残そう、生かそう、という姿勢がロマンチック。古い建物を維持するなんて金が無いと絶対出来ぬわ。作家/開高 健が常宿としてた部屋もあるらしい。
歴史があるホテルってイイ…ちょっとくらい高いのも修復費だと思えばイイの。
【ご注意】
国の法律により、ベトナム人同士またはベトナム人の方を含む未婚のカップルは同室に宿泊することはできません…我々には関係無いわね。こんなロマンチックな部屋に女二人とは…(涙)

ベッドにお花が。

ベトナム旅行中、最高級のウェルカムフルーツ♪
…食べきれんわ。

天井高い!組木の床!

ドリップ式のコーヒーメーカーも付属。粉もベトナムコーヒーなだけにあんまり美味しく無かったけど。

バスルーム♪は壊れててお湯が出ず(涙)
電話すると、チェックイン時に一階で御逢いしたちょっと支配人風のベトナム人のおじさん。彼がすっとんで来てすぐ直してくれました。アジアでアンティークなホテルというとサービスは二の次だと覚悟しておりましたが、この早さには感動…
文句ばかり書いておりますが、親切でフレンドリーなスタッフ達には感謝。

ベランダより中庭を望む。

結局泳げなかったプール…カメラの広角の無さにいつもフゥ…と思う。やっぱ一眼持参かしら。
ようやく旅のハイライト。
以前から気になってた5階の【Breeze Sky Bar】へ。
村上龍も「ラッフルズホテル」の中で
「私が忘れられないのはマジェスティックホテルの5階のレストランだが、戦場から生きて帰ってきて、シャワーを浴び、サイゴン川に夕陽が映るのを見ながらビールをよく飲んだ」
という特派員の話を書いていた。なんて切なく虚無で無口で…ビールがとても美味しそうなのかしら。
その他色々な書物に記述される事の多いお約束のバーらしい。
私はラッフルズのロングバーに行った時のような感動を味わいたく、ドキドキしながらバーに向かった。
眼に入ったのはえ?ココ?ホンマにココ?と言いたくなるようなネオン管の英文字。クアーズとかバドワイザーとかの俗な看板もアリ、かなり落胆…
いや、確かに夜風は涼しくて気持ちイイ。けどね…
「あ、でもこの灰皿素敵じゃない?」と無理矢理イイ所を探したりしてしまいましたが、ロングバーには遠く及ばない…ような。アメリカンでオープンで陽気なバー、というのがお好きな方には良いかもしれません。あと朝食のビュッフェもこの場所でした。

何はともあれ、旅の終焉はココに決定。
有難う…とベトナムに乾杯!